お悩み相談にチャットを導入する事例も!?チャットボットがメンタルヘルスケアにも普及する!?

2020.08.18
2020/12/16

インスタグラムやTwitter、Facebookなどのソーシャルメディアは、人々の日常生活の一部になると孤独を解消し人の心を癒す存在と思われていましたが、逆の効果をもたらすことが複数の調査により明らかになりました。

今日では世界中の人が、周囲の声に耳を傾けるのではなくスマートフォンにくぎ付けになっていますが、AIはそうした流れに逆らうとともに、セラピストのような存在になりメンタルヘルスを向上させる手段になり得ると考えています。

今回は、実際にAIやチャットボットが人々のメンタルヘルスケアに活用されている事例を紹介していきたいと思います。

すでに活用されている事例

Woebot

相談チャットのwoebot

すでに市場に展開されているAIの一例として、スタンフォード大学の心理学者とAIのエキスパートのチームが開発したWoebotが挙げられます。

Woebotは認知行動療法を使用して、ユーザーが不安神経症やうつ病の症状を管理するのを手助けしています。

Woebotは実際に効果が出ておりWoabotと2週間12回のやりとりを行ったグループと、自己啓発本を読んだグループとを比較する調査を行っています。

結果として、Woebotを使用した人たちは症状が軽減されましたが、もう一方のグループでは明確な変化はありませんでした。

Woebotに関するこの研究は、チャットボットが心理学者の仕事の一部を補うことができるということを表しています。

Wysa

相談チャットのWysa

インドでは既にWysaと呼ばれる、見た目が可愛らしいペンギンに似たチャットボットサービスが開発されています。

Wysaは気分のトラッキング機能を特徴とし、気分の落ち込みを検知することができうつを引き起こす行動を軽減するよう促します。

トラッキング機能とは、気持ちの変化を時間とともに記録する方法で、気持ちの動きをより明らかにし、原因の特定等を支援してくれます。

また、うつ病のテストを受ける様に促し、結果に応じて専門家の意見を求めることを推奨します。

日本国内での動きについて

相談チャットのemaolwork

日本国内では、新型コロナウイルスの影響により進むテレワーク化によるコミュニケーション不足や孤独感に対して、emol社が「emol work」というサービスを提供しています。

同僚と顔を合わさずに仕事を進めるテレワークは、よくない人間関係からは物理的な距離を置けるメリットがある反面、コミュニケーション不足から孤独感も助長します。

従来までのサービスの業務用のメインツールでは拾えないメンタルの声を従業員の悩みを聞き出すチャットボット機能と、匿名での投稿によりチームで悩みを共有できる「悩みボード」によってサポートします。

チャットボット機能では、認知療法・認知行動療法や アクセプタンス&コミットメント・セラピーに基づきAIとの会話で簡易のカウンセリングやコーチングを受けたり、雑談などが出来たりします。

今後の展開について

チャットボットは24時間365日利用可能であるという技術を活かし、利用者のペースに合ったサービスの提供が可能となります。

また、最寄りの地域にメンタル・ヘルスケアの施設があったとしても、周囲の目を気にしたり、自身の症状に気付いていない等の多くの理由からサービスを利用することを躊躇する場合があります。

チャットボットは医療機関のように診療時間が決まっておらず、対人することもないため利用者も気兼ねなくサービスを利用できると考えます。

医師や心理学者などのメンタルヘルスの専門家は、患者の主観的な症状だけでなく、顔色や言動、生育歴などのパーソナルデータなどの客観的な情報からも症状に対する診断を下さなければなりません。

そのため、正確な診断を下すことが難しく、確実な指標はありません。

対してチャットボットは、患者が時間の経過のなかで発言した内容を判断し、メンタルヘルスの専門家がより効果的で適切な治療につながるように活用できます。

まとめ

今後は更に高度な感情分析アルゴリズムが開発されることによって、より利用者の気持ちに沿ったサービスの提供が可能となるでしょう。

メンタルヘルスの向上を目指している利用者だけでなく、症状の診断の指標に悩んでいる医療関係者の方にとっても、チャットボットがQOLを高めるものとなることは確実でしょう。

チャットボットの導入のことならおまかせ!
無料相談はこちら